WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 2016年01月
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広大でキレイ、だけどちょっと行きにくいセンター 「御老公の湯 境店」

広大でキレイ、だけどちょっと行きにくいセンター 「御老公の湯 境店」

御老公の湯 境店は2014年8月のオープンと同時に大衆演劇公演を開始しました。

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その昔、利根川は東京湾に流れ出ていましたが、江戸時代の改流工事により関宿の北で常陸川の上流に接続され銚子へ流れ出るようになり、また利根川の水が江戸川に流れるようになりました。
そんな利根川と江戸川がつながっている地域は、千葉県の関宿町を埼玉県の幸手市と城県の五霞町、堺町が囲んでいるような複雑な土地となっています。

御老公の湯がある境町は利根川の東にあり、このあたりは鉄道が走っておらず、車がないととても行きにくい。
いちおう鉄道駅からシャトルバスが出ています。ただし東北本線古河駅と東武野田線川間駅のそれぞれから1日1便のみ。
古賀駅からはシャトルバスで40分弱の距離。余所者にとってはかなり行きにくい健康ランドです。

とにかく10時に古河駅から出発するというシャトルバスに確実に乗らなくてはなりません。
時刻表をチェックして早めに古河駅に向かいました。

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さて古河駅に到着したものの、西口と東口の両方にロータリーがあって、どちらから御老公の湯のバスが出るのかが判然しない。歩いて乗り場サインのようなものを探したが見つからない。御老公の湯に電話して確認すると乗り場は東口とのこと。といっても東口のロータリーはかなり広い。東口のどの辺か、と訪ねると、「そこに居ればわかります」と不親切な回答。東口でバスを待つも10時になってもやってこない。やっぱり待つ場所を間違えているのではないかと不安を抱えたまましばらく待っていると、水色の車体のそれらしきミニバスがロータリーに入ってきて私の視界左前方に停車しました。
よかったよかったと思ってそちらに向かい、バスまであと5mくらいのところに近づいたときに、プシューと音をたててバスの乗降口の扉が閉まりバスは悠然とロータリーから出て行って見えなくなりました。
私の中には、あっけにとられてポカンとしている自分と、オーマイガーと叫んでいる自分とが同居していました。

御老公の湯に電話して事情を伝えると運転手に連絡をとって駅までひき返させますとのこと。
数分後に戻ってきたバスに乗り込んで、私1人をのせたバスは御老公の湯に向かいました。
運転手さんは、私の姿は見えたのだけれどお客さんじゃないと思って出発してしまったとのことでした。私ももっとバスに乗りますアピールをしながら近づくべきだったと反省しました。

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今後他県から御老公の湯に行かれる方が同じ轍を踏まないよう、バス乗り場をお知らせしておきます。
東口ロータリーの北側、この離れ小島が御老公の湯のバスの出発場所です。(私が訪ねた2015年6月の情報です)

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御老公の湯に到着しました。

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より正しくいいますとMGMパワーセンターという大規模な複合施設の中にご老公の湯があります。

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パワーセンター2階のご老公の湯入口。

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大宴会場=境なごみ座入口。

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なごみ座後方より

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うれしいほりごたつ式のテーブル

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舞台の前は畳の桟敷席

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前方は畳、後方は一段高くなっていてほりごたつ式、という客席構成。

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公演中の様子。
ある劇団が、御老公の湯の設備はとても充実していた、と言っていました。どんな設備があるのか舞台裏を見てみたい。

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ご老公の湯境店の建物は大きい。空間が広々としていて居心地がよい。
お風呂もサウナも充実している。
もちろんできたばかりなのでキレイ。
施設については申し分ない。

しかし(他県民としては)立地がネックである。それと入場料が2000円(土日は2200円)というのは、「この立地からすると」高いと思う。もちろん都心近くにこれだけの施設があったなら安いと思うし、いろんな設備の充実度からすれば妥当な料金でしょうが、「大衆演劇場」として見た感覚では高い。大衆演劇のお客さんは基本常連のリピーターだから、入場料の高い安いと劇場の客入りとの関連は深い。正直なごみ座にお客さんが入っているのかどうか心配だ。
帰りにのったタクシーの運転手さんにきいたところによると堺町住民の方は1000円くらいで入れるらしい。でもこの規模からすると他の町からもたくさんお客さんが来てくれないと経営がきびしいのではないか。
オープンして1年半くらいになるけれど地元の大衆演劇常連さんはどのくらい増えたのだろうか。
いつか大掛かりな芝居がかかりそうなときに再度行って確かめてみたい。

(2015年6月探訪)


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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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